就職活動にチャレンジしている皆さん、こんにちは。社長の奥村安正です。皆さんに、私から少しお話しさせていただきたいと思います。

「建設業」は有史以来、国土の安全を守り、維持管理することに尽力し貢献してきました。いつの時代も「社会からの要請」に応え、常に自然を相手に「つくること」に専念してきました。2011年の東日本大震災では自然に向き合う際には謙虚さが大切なことを学びました。「自然に対する畏敬の念」を忘れず、「国土と人命を守る誇り」と「日本の将来を支えるという気概」を持ち、「自立の精神」で新しい時代を切り開いていくことが、建設業の原点だと考えます。仕事に携わり、社会とどう関わっているかをしっかりと考えていくことが成長につながります。オクムラの社員には、“小さくまとまらず物事を大きく捉える”、そういう人間に育つことを期待し、日々一緒に働いています。

私が皆さんと同年輩だった頃、ちょうど建設中だった山陽新幹線の現場で働いていました。私が一番下っ端で、周囲は経験豊富な先輩方ばかり。毎日先輩に揉まれながら、仕事や業界についてのイロハを学びました。山陽新幹線が開通した時、大きな達成感で先輩たちと手を取り合って喜んだことを、今も鮮明に覚えています。その先輩方に今でもお会いするのですが、その度に「みんな顔にいい”皺(しわ)”を刻んで、実に豊かな表情をしているなぁ」と痛感します。

人は誰でも齢をとります。大切なのは齢をとった時に、顔にどんな”皺”を刻んでいるかではないか、と私は考えます。新幹線の開業に関わるなど大きな達成感を味わってきた先輩方は、本当に良い”皺”を刻んでいます。私が皆さん、そして毎日頑張って働いてくれている当社の社員たちに望むのは、誰もが充実した日々をおくり、齢を重ねた時に良い”皺”を刻んでいて欲しい、ということです。

当社はそのための皆さんからの求めに、必ず真摯に応えたいと思います。仕事におけるスキルアップを目指し、常に向上心を持つ人には、その思いに添い、実現のための協力を惜しみません。

就職活動にチャレンジしている皆さん、もしあなたが社会人として達成感のある人生をおくりたいとお考えなら、ぜひ一度、当社の扉を叩いてみて欲しいのです。ここには私をはじめ、あなたの希望を叶えたいと願う者たちが、たくさんいます。