環境への取組み

地球温暖化、廃棄物処理、海洋汚染などの環境問題は、地球規模での取組みが必要なテーマです。なかでも常に自然環境と向かい合って仕事を行う建設業界は、環境問題と深くかかわっており、様々な取組みを行っています。
当社においてもこのような時代の要請に応えるとともに、時代の先端を行く環境技術の運用を行っています。

周辺住民に優しい工事現場へ…「岩盤切削機(サーフィスマイナー)」

岩盤切削機(サーフィスマイナー)

環境に対する意識の向上と市街地や重要構造物周辺での施工の増加により、岩盤掘削に発破を使用できない工事が増加してきました。このため、油圧または薬剤を使った静的破砕工法や大型油圧ブレーカが採用されるようになりましたが、掘削能力や騒音、振動、粉塵が大きな課題となっていました。

当社はこのような課題を克服するため、1991年にドイツのヴィルトゲン社とともに、低騒音、低振動、低粉塵でありながら強力な掘削力を誇る「岩盤切削機(サーフィスマイナー)」を共同開発しました。この開発の成果は、工事現場周辺住民の良好な居住環境の確保に大きく貢献しています。

最新鋭の骨材運搬用ガット船…「にしじま」

最新鋭の骨材運搬用ガット船「にしじま」

プロダクト本部では、奥村組砕石生産(株)の西島砕石工場(兵庫県姫路市家島町)および有年(うね)砕石工場(兵庫県赤穂市)から大阪湾ベイエリア・播磨灘地域に骨材を安定的に供給しています。

奥村組砕石生産(株)の西島砕石工場では67ヘクタールの広大な事業用地を有しており、今後約80年分の原石が確保できています。しかし、海上運搬の生命線であるガット船の数が激減しており、老朽化も進んでいることから、新たに自社でガット船「にしじま」を建造し、2016年1月に就航させました。

ガット船の建造にあたっては、船体抵抗を最小限に抑えるため、実寸1/32の模型を製作して大学の実験用プールで波形、波高、トリムなどを計測し、最良の船体形状となるよう修正を加えました。また、2,000馬力の低燃費型主機エンジンを採用したことで、従来型と比べ、約12%の燃料低減効果が期待できます。

近年、ガット船の乗組員不足が問題となっていることに配慮し、視界良好な操作室には自動操舵装置、電子海図、居眠り防止装置を完備したほか、広く快適な居住区(船員室、食堂、風呂、トイレ)を実現し、船員の確保に努めました。さらに、船槽の清掃にはミニホイルローダを使用するなど、労務環境の改善にも努めた結果、船員の若返りにもつなげることができました。

船体の外装には、海洋汚染防止対策として加水分解型防汚塗料を使用しています。

航行中は、完全密閉式のハッチ板を閉めて海水の進入を防止することができるため、船体の安全性が向上し、積荷への影響もなくなりました。

主機エンジン

主機エンジン

操船室

操船室

居住区 / 船室

居住区 / 船室

居住区 / 風呂

居住区 / 風呂

環境や地域住民に優しい工法…「非開削工法」

ガス、水道、電力、通信などのライフラインを設置する工事では、一般的に道路掘削を行います。その際、騒音・振動の発生や交通規制の実施によって、長期間、周辺住民に迷惑を掛けることになります。また、大量の掘削土や廃材に加え、重機を使用するためCO2が発生します。

そこで、当社では環境への配慮を優先し、可能な限り、最小限の掘削で管を埋設することができる「非開削工法」で施工しています。

作業風景1
作業風景2

環境教育

2017年度は引き続き、社員および協力業者の環境保全活動への理解と環境への意識の更なる向上を目指し、9部署および8工事作業所において、積極的に環境マネジメントシステムの運用教育を実施しました。同時に、規格の改正(2015年11月20日)に伴い、環境マネジメントシステムの全面的な見直しを行って新たなシステムを策定しました。そのスタートの年でもあるので、運用者が混乱しないように努めました。  
2018年度も、環境マネジメントシステムをより効果的に運用し、環境保全活動が更なる成果を生むように、環境教育にも力を注ぎます。

教育風景(東京支店にて)

教育風景(東京支店にて)

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